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| ■ パン職人 矢戸俊吉さん 「思いっきりパンを作れるのがうれしい」、ブーランジェリー「ぱん吉(きち)」 | |
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ぱん吉のご主人、矢戸俊吉(やと しゅんきち)さんにお話を聞いた。 まるで、ぱりっと音が聞こえてきそうな、よく焼きの入ったクロワッサン。予想通り表面はカリッと香ばしく、中はふわっとバターの風味たっぷり。色よく焼かれたバゲットやドイツ系のパンも、噛めば噛むほどパン本来の味がする。やわらかいパンが多い札幌では、珍しい。 朝3時半から夜の8時まで、毎日約40種類のパンを手がける。時間があれば新作を試作する。原価率が高いので「儲かる仕事ではありませんが」と照れながら、やはりパン作りが好きだから、と言う。 矢戸さんは札幌生まれの札幌育ち。父親がこの場所でお寿司屋を営んでいた。自分も食に携わる職人になりたいと思っていた大学4年の時、旅行先の山梨県、清里で出会ったパン屋に感動し、そこで働きながら修行させてもらうこと4年間。その後、東京のパン屋で働き、日本パン技術研究所で勉強した後、昨年の8月に札幌で店を開いた。 実は筆者も自宅で時々パンを焼く。しかし、ハード系のパンは難しい。以前フランスで暮らしていたときのバゲットやクロワッサンの味がずっと忘れられなかった。この店を見つけたとき、小躍りして喜んだものだ。我が家の娘たちも大ファンである。 地元の人はもちろん、札幌に観光に来た人にも是非食べてほしいと、矢戸さんは言う。彼が旅行先で受けたおいしい驚きを、今後は多くの人に提供することになるだろう。 ■ ブーランジェリー ぱん吉 (2004年2月13日・古市典子) |
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